厄年とは
古くより先人たちは、運気の流れの中で、身体をこわしたり事故に遭ったり良くないことが起こったり…厄災事が多く降りかかる年 回りのことを厄年として、気をつけていました。
厄年の人が氏神様の祭りに重要な役に就いて奉仕することで厄を落とすということもあります。 これは、「厄」にあたった人が神様からの「役」をもらって携わることで「厄→役」と転換するのです。
他には「長生きできるように」という願いを込めて、厄年の人に帯やネックレス・ブレスレット・ネクタイ・ベルトなど「長いもの」を家族からプレゼントするという地域も多く見られます。
このように地方によって厄除けの風習はいろいろありますが、特定の地方に限ることなく日本各地に散見できることから、日本人の「厄」に対する意識が高いことが伺えます。
何事も起こらぬように日々の営みを慎むだけでなく、厄をその身から取り除こうと願って厄除けのお祭り(祈祷)を行うこともこういった背景があります。
また、厄年でもないのに年が明けてから何かと良くないことが自身だけでなく周りにも続けて起こるということもあります。原因がわからず気にしすぎてしまうと気が弱まり、病を招いてしまうといった負のスパイラルに囚われることもありましょう。
このようなときには厄除け同様に災い除けのお祭りを受けられて心身ともにリフレッシュされると元気が取り戻せるかもしれません。